2023年7月から日本で事業を開始した、越境激安ECの「TEMU」。
利用した人からはなぜ安いのと、SNSでも大評判です。
なぜ安い価格を、実現できたのでしょうか?
調べてみると、TEMUでは激安価格を実現させるために、いくつかの理由がありました。
なぜやすい価格を実現できたのか理由をふくめて、徹底解説します。
Contents
TEMUはなぜ安い?
ジェルネイル用のUVライトが欲しいんだけどやっぱTemuが安いわ~🤔
先日購入した商品も全て故障とかも起きること無く調子よく使えてるし~ https://t.co/fBkUeRQfKT pic.twitter.com/OOf1Nxnrdx
— ぱやぱや@ポイ活で年間300万円GETしたい (@paya2paya2paya2) August 27, 2023
TEMUはなぜ安いのでしょうか。
SNSではTEMUが安いといった声も数多く寄せられています。
どんな口コミなのでしょうか?
安いのは商品の品質も粗悪なのでは、と思ってしまいます。
安いといわれている商品の品質は、大丈夫なのでしょうか?
TEMUが安いという声
TEMUが安いという声にはどんなものがあるのでしょうか?
口コミを調べてみました。
TEMUの安さには口コミがたくさん寄せられていました。
商品の値段表示があまりにも激安なので、怪しさや、不安になるといった口コミも数多くあがっていました。
その他にも、あまりにも安いので試し買いをしてみた、といった口コミも寄せられていました。
実際にTEMUの商品は安いのか?
TEMUは中国発の激安ECということもあり、売られている商品の品質が気になるところです。
実際は、どうなのでしょうか?
粗悪品が届いた、といった口コミは見当たりませんでした。
しかし中には、イヤホンの片耳が聞こえないものが届いたといったといった口コミも寄せられていました。
こういったときは、購入日から90日間、すべての注文に対して無料で返品できます。
TEMUの品質に関しては、明らかな粗悪品はありませんが、価格相応といった口コミや思いのほかよかった、といった口コミも見られました。
安すぎる理由を徹底解説!
TEMU(ティーミュー)っていうサイトが怪しいけど商品が激安なので試しに昨日買ってみたら今日もう発送されたみたいで対応が早い!
届くの楽しみ✨ pic.twitter.com/NBg1ZXgLZT— おにぎり🍙 (@mxxxa26xxx) August 29, 2023
なぜ安いを実現できるのかは、理由があります。
出品する商品は、中間業者を省き、生産者と直接取引することで、徹底的にコストを削減。
マーケティング・顧客獲得・商品の発送・アフターサービスまで、ECにかかわるすべてのことをTEMU自らが実施しています。
商品の販売価格も加盟店が決めるのではなく、TEMUで決定。
さまざまなことをTEMU自らが実施し、激安を実現しています。
その他にはどんなものがあるのでしょうか?
加盟店へのサービスが充実
TEMUでは加盟店へのサービスが充実しています。
一般にECサイトでは加盟店が商品を販売する際に、手数料や保証金がかかります。
TEMUでは、それらの費用を無料にしているのです。
さらには、加盟店が商品を倉庫へ送る送料も、半分を負担しています。
加盟店は、商品を倉庫に準備するだけで販売ができるのです。
加盟店への充実したサービスも、なぜ安い価格を実現できるかの要因の一つです。
加盟店をめぐっては、TEMUが越境格安ECで先行するSHEINを提訴する事態もおこっています。
【本日の注目記事】
訴訟内容によると、SHEINはサプライヤーに独占契約を「強要」したという。そのうち、SHEINが契約する8000社の7~8割がファストファッションを提供する業者で、消費者の公正な価格競争を妨げているとTemuは主張している。https://t.co/JFemfw5TrT— 36Kr Japan@中国テック・スタートアップ専門メディア (@36krJ) July 24, 2023
TEMUとSHEINの間には従業員の引き抜きなどもおこっています。
激安越境ECの競争は、ますます激化しているようです。
赤字覚悟の運営
TEMUは多額の赤字を出しながら、新しいマーケットを開拓するための投資をして運営を続けています。
投資額は1件の注文につき、30ドルともいわれています。
TEMUは投資をし、赤字覚悟の運営を続けることにより、安さを実現しているのです。
中国発の格安越境EC「Temu」が日本上陸 赤字覚悟で強気の拡大路線 #SmartNews https://t.co/ygP4ZnKYy9
— 🇯🇵🇭🇰🇹🇼anita🗣🗣 (@43xfWoHKh3uM61s) July 10, 2023
今後も投資は続けていくようですが、TEMUが新しいマーケットに浸透した段階では、赤字覚悟の運営も終わってしまうかもしれません。
最終的に、TEMUが世界で生き残っていくための仕組みを作り上げ、販売する商品を自社ブランド化していくのでは、とも言われています。
世界ではTEMUが今後どのようにして、多額な赤字を回収して、生き残りをはかっていくのかに注目が集まっています。
TEMU内で価格競争を実施
TEMUで販売している加盟店同士に価格競争させ、安さを実現しています。
加盟店は販売価格が、同じような商品の価格より高い場合には、加盟店に再度見積もりをさせる、独自の価格チェックシステムがあります。
さらに毎週、加盟店同士で商品ごとに入札が行われています。
その入札で、一番安いものがTEMUで販売されるのです。
加盟店は商品を一番安くできなければ、商品を販売できません。
TEMUの激安は、過激なまでの価格競争をすることにより、実現しています。
TEMUはなぜ安い?|まとめ
Sheinはもう古い。
中国のAmazonとも呼ばれるEC 「Pinduoduo(拼多多)」傘下のTemuが日本語版サービスを開始。
価格競争を武器に世界で圧倒的にシェアを広げるTemuとは一体どんなECサイトなのか。 pic.twitter.com/cBpSLPjIsF
— さかた |渋谷の医療介護スタートアップ|エニケア (@watalogy) July 14, 2023
越境激安ECのTEMUはなぜ激安価格を実現できるのでしょうか?
激安価格を実現させるには、いくつかの理由がありました。
徹底的なコスト削減
マーケティング・顧客獲得・発送・アフターサービスなどTEMU自らが実施
価格設定をTEMUが決定
加盟店への充実したサービス
赤字覚悟の運営
過激な価格競争 など
TEMUでは、さまざまなことをすることで激安を実現させていることがわかりました。
しかし、この激安がいつまで続くかはわかりません。
あなたも、TEMUで激安な商品を見つけてみませんか。