茶菓きみくら

2014 掛川深蒸し茶〜新茶の茶畑リポート

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トンネル熟成銘茶 秘壷蔵(ひこぞう)搬出

秘壷蔵(ひこぞう)を、トンネルに貯蔵してから約3ヶ月が経ち、本日は搬出です。当日は、外気温38℃に対してトンネルの中は17℃と、その温度差を分かりいただけると思います。真夏の暑い気温を避け涼しいトンネルの中で、じっくりと熟成した秘壷蔵は、この後製茶工場に運ばれて、熟練茶師により「火入れ」を行い、角がとれたまろやかな味わいに生まれ変わります。


トンネル熟成銘茶 秘壷蔵(ひこぞう)搬入

このトンネルは、1967年から旧国鉄事業により現在の天竜二俣駅から飯田線・中部天竜駅までの路線として開通する予定で建設が進められた幻の路線・佐久間線のトンネルのひとつです。しかし本来電車が走る予定であった静岡−長野を結ぶ夢の路線は、1980年国鉄再建法により志し半ばにして凍結され、約13kmの区間(総延長35kmの予定)の工事で中止となり、線路のための築堤やトンネル・橋げた等は、その後長い間放置されていましたが、その内の、ひとつのトンネルが「地域活性化策」としてワインセラーとして活用されています。この浜松市最北端の山奥にあるトンネル実は、「お茶」の熟成にも最適だったのです。以前は、冷蔵倉庫に保管していたのですが、このトンネルにひと夏保管するようになってからは、明らかに熟成に深みが加わり美味しくなりました。 トンネル熟成銘茶 秘壷蔵(ひこぞう)毎年9月下旬からの販売です。


抹茶の原料 碾茶(てんちゃ)の摘み採り

碾茶(てんちゃ)と言っても一時期ブームとなった中国茶の甜茶(てんちゃ)とは、全く別物で抹茶の原料の事である。
玉露と同じく日本古来の栽培方法で、お茶の葉の収穫前に少なくとも20日以上被覆(写真の黒い覆い)する事で煎茶の旨味の原因とされるアミノ酸を増加させ、逆に渋みの原因とされるカテキン類(いわゆるタンニン)を減少させます。
この茶葉を摘採後、蒸して揉まずに乾燥したものを碾茶(てんちゃ)と言い、それを石臼で挽いて粉末状にしたものが「抹茶」です。



4月4日の写真と比べると僅か20日間で、こんなに立派に成長しました!そして掛川の茶畑では、もう摘み採りが始まっています。
広い面積は茶農家さん達が「じょうよう」と呼んでいる「乗用型摘採機」で一気に摘み採ります。
摘み採られた茶葉は、茶農家さん達の工場で深く蒸されて「あら茶」に仕上げられます。
お茶屋では、この「あら茶」を仕入れて匠の技にによる独自のブレンドと火入れを行い、いわゆる製品としての「お茶」となります。



本日、待ちに待った掛川茶市場開きが行われ、式典に行ってきました。今年は凍霜害などの被害もなく、どの茶園も地域の影響も少なく順調に成長しています。あいにく、前日静岡は雨が降り、上場されるお茶は少ないものでしたが、午前7時半から-多くの生産者・茶商(弊社や同業他社)・関係者が集まり活気に満ちた式典になりました。



本日は、契約農家の城南茶業組合の茶畑で今年初めての手摘みが行われました。山間の一角にあるのですが、その地形と土壌がお茶にとって最高の環境で各種品評会に出品するお茶は、この畑の茶葉が使用されています。
【茶畑ひと口メモ・一芯二葉】お茶の木の枝は、先端に「芯」があり、そこから下へと互い違いに葉がついて行きます。「芯」とは、まだ葉が開いていない「芽」の状態の葉です。芯と、その下の2枚の葉を「一芯二葉」と言い手摘みはこの部分を摘み採ります。



今週は良いお天気が続き新芽も順調に育っています。
【茶畑ひと口メモ・防霜ファン】
お茶の木は寒さに弱く、3〜4月に発生することがある遅霜によって凍霜害をうけ、一番茶の収穫に影響が出ることがあります。 真冬の葉はマイナス10℃程度までの低温に耐えられますが、春になって気温が上がるにつれ寒さに耐える資質は次第に弱くなり、一番茶の新芽ではマイナス2℃でも寒さによる被害を受けるようになります。 これを防ぐ方法にはいくつかありますが、維持・管理が簡単なことから「防霜ファン」が全国的に最も多く使われています。掛川の風物詩とも言える風景です。



新芽の育成状況と新茶に対する意気込みなどを当店のお茶の契約農家である、掛川城南茶業組合の組合長 鈴木勇氏にお話を伺いました。

 

例年、第1回目は3月の終わり頃なのですが、今年は諸事情により本日となりました。残念ながら曇り空でしたが、もう茶畑の新芽は、ちょこっと顔を出しています。茶農家さん情報では、今年は年明けからの雨量が多く茶樹に栄養が行き渡り、このまま順調に育てば品質のかなり良いお茶が期待できるとの事でした。